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    尖閣「いかなる一方的行動にも反対」 日米共同声明全文 发表时间:2014年04月28日 | 发表人:

    日米両政府は25日午前、日米首脳会談の共同声明を発表した。

    日米共同声明 アジア太平洋及びこれを越えた地域の未来を形作る日本と米国

    【アジア太平洋における同盟の意義】

    日本と米国との間の関係は、相互の信頼、ルールに基づく国際的な秩序への共通のビジョン、民主的な価値の支持及び開かれた市場の促進に対する共有されたコミットメント、並びに深い文化的及び人的な絆の上に築かれている。

    日米同盟は、地域の平和と安全の礎であり、グローバルな協力の基盤である。国際協調主義に基づく「積極的平和主義」という日本の政策と米国のアジア太平洋地域へのリバランスは、共に、平和で繁栄したアジア太平洋を確かなものにしていくために同盟が主導的な役割を果たすことに寄与する。

    緊密な日米協力は、アジア及び世界における、長年にわたる、または顕在化しつつある脅威や課題を管理し、またこれに対処するに当たって不可欠なものである。最近の動きは、地域及びグローバルなルールと規範を支えるための調整された行動の重要性を強調している。

    【北朝鮮問題】

    3月25日のハーグにおける3カ国首脳会談において、日本、米国及び韓国の首脳は、北朝鮮に対し、核ミサイル問題に関する国際的な義務を果たすための、及び拉致問題を含む人道上の懸念に遅滞なく対応するための具体的な行動をとるよう求めた。

    【ウクライナ問題】

    日米両国は、G7のパートナーと協調し、クリミアを併合しようとするロシアの違法な試みについて同国を非難し、また、その遺憾な行為について同国に対する更なる措置を緊密に協議しているとともに、同国に対し、ウクライナにおける緊張を緩和するよう強く求めている。

    日米両国は、共に、ウクライナの主権、領土の一体性及び経済的な安定を支援するための具体的な措置を講じている。

    日米両国は、イランの核問題を解決し、中東和平の取り組みを支持し、アフガニスタンの復興に寄与し、化学兵器廃棄を含めてシリアの情勢を改善するため、連携して取り組んでいる。

    日米両国は、これら全ての課題に対処するに当たって、中国は重要な役割を果たし得ることを認識し、中国との間で生産的かつ建設的な関係を築くことへの両国の関心を再確認する。

    【航行の自由】

    日米両国は、開かれた海をよりどころとするグローバルな貿易網を有する海洋国家として、航行及び上空飛行の自由を含む国際法の尊重に基づく海洋秩序を維持することの重要性を強調する。

    日米両国は、事前に調整することなく東シナ海における防空識別区の設定を表明するといった、東シナ海及び南シナ海において緊張を高めている最近の行動に対する強い懸念を共有する。

    日米両国は、威嚇、強制または力による領土または海洋に関する権利を主張しようとするいかなる試みにも反対する。

    日米両国は、これらの緊張に対処するため、この地域における各国の政府及び軍の間における信頼醸成措置の確立を強く促す。日米両国は、南シナ海について、関係国が自らの海洋における権利の主張の根拠を国際法に合致する形で明らかにするよう求める。

    また、不測の事態のリスクを削減する方法として実効的な行動規範(COC)の早期策定に向けた取り組みを支持する。

    日米両国は、南シナ海における海洋の紛争を解決するために国際的な仲裁を含む外交的及び法的な手段を用いることを完全に支持する。

    【尖閣諸島への日米安全保障条約適用】

    日米両国は、両国が直面する共通の安全保障上の課題を踏まえ、日米防衛協力のための指針の見直しによることを含め、日米安全保障協議委員会の指示に従い、日米の安全保障同盟を強化し、現代化している。

    米国は、最新鋭の軍事アセットを日本に配備してきており、日米安全保障条約の下でのコミットメントを果たすために必要な全ての能力を提供している。

    これらのコミットメントは、尖閣諸島を含め、日本の施政の下にある全ての領域に及ぶ。この文脈において、米国は、尖閣諸島に対する日本の施政を損なおうとするいかなる一方的な行動にも反対する。

    米国は、日米両国間の政策及びインテリジェンスに係る調整の強化を促進することとなる日本による国家安全保障会議の設置及び情報保全のための法的枠組みの策定を評価する。

    【集団的自衛権沖縄】

    米国は、集団的自衛権の行使に関する事項について日本が検討を行っていることを歓迎し、支持する。

    日米両国は、地域の安全を維持するための米国の拡大抑止の重要性を再確認した。日米両国はまた、グアムの戦略的な拠点としての発展を含む、地理的に分散し、運用面で抗堪性があり、政治的に持続可能な米軍の態勢をアジア太平洋地域において実現することに向け、継続的な前進を達成している。

    普天間飛行場のキャンプシュワブへの早期移設及び沖縄の基地の統合は、長期的に持続可能な米軍のプレゼンスを確かなものとする。この文脈で、日米両国は、沖縄への米軍の影響を軽減することに対するコミットメントを再確認する。

    【TPP】

    日米両国はまた、貿易自由化を前進させ、経済成長を促進するため、多国間の金融及び経済フォーラムにおいて緊密に連携する。

    両国の共同の取り組みは、自由で、開かれ、透明であり、技術革新を推進する国際的な経済システムを支持することに基づいている。

    経済成長を更に増進し、域内の貿易及び投資を拡大し、並びにルールに基づいた貿易システムを強化するため、日米両国は、高い水準で、野心的で、包括的な環太平洋経済連携協定(TPP)を達成するために必要な大胆な措置をとることにコミットしている。

    本日、両国は、TPPに関する二国間の重要な課題について前進する道筋を特定した。これは、TPP交渉におけるキーマイルストンを画し、より幅広い交渉への新たなモメンタムをもたらたすことになる。

    両国は全てのTPP交渉参加国に対し、協定を妥結するために必要な措置をとるために可能な限り早期に行動するよう呼びかける。このような前進はあるものの、TPPの妥結にはまだなされるべき作業が残されている。

    【OECD、APEC】

    日米両国はまた、日本の経済協力開発機構(OECD)加盟50周年の機会に、日本がOECD閣僚理事会議長国を務めることを支持するとともに、本年、中国がアジア太平洋経済協力会議(APEC)を主催すること及び豪州がG20を主催することを支持する。

    日米両国は、APEC及びG20において、両国にとって国内政策及び外交政策上の重要な優先事項である女性の役割の促進に共

    に取り組んでいる。

    【女性の社会参加】

    日米両国は、平等な未来パートナーシップやホワイトハウスが主催するワーキングファミリーサミット及び日本が主催する女性のエンパワーメントに関する国際シンポジウムといった近く行われるイベントを通じて、女性の完全な社会参加を確保することにコミットしている。

    【先端技術】

    さらに、日米両国は、両国の連携によりロボット工学、宇宙、医療科学といった最先端の領域が拡大されている先端技術の分野における世界のリーダーであり続ける。

    【エネルギー】

    日米両国は、エネルギー安全保障が繁栄と安定にとって死活的に重要であることを認識する。双方は、追加的なグローバルな供給は日本や他の戦略的パートナーの利益となることから、米国からの液化天然ガス(LNG)の輸出の将来的な見通しを歓迎した。

    米国は、包括的、平和的かつ安全な原子力の利用及び再生可能エネルギーの導入の加速を含む日本の新しいエネルギー基本計画を歓迎した。

    日米両国は、企業間の協力の促進や民生用原子力の協力の深化によるものを含め、クリーンエネルギーの開発を促進するために共に取り組んでいる。これらの取り組みは、グローバルな気候変動という喫緊の課題に対処するためのより幅広い取り組みの一環である。

    【環境】

    日米両国は、国連気候変動枠組み条約第19回締約国会議(COP19)で採択された決定に基づき、2015年12月にパリで開催されるCOP21において、気候変動枠組条約の下で全ての締約国に適用される議定書、法的文書または法的効力を有する合意成果の採択を促進するため、自主的に決定する2020年以降の力強い約束を提示する計画である。

    日米両国は、温室効果ガス排出削減を促すための補足的なイニシアチブに関し、引き続き他国と共に取り組んでいく。

    【地球規模課題】

    日米両国は、アフリカを含む世界の平和、安定及び経済成長を推進することにコミットしている。最近立ち上げられた高級実務者レベルの日米開発対話を通じ、日米両国は、これらの地域における開発協力を拡大している。

    さらに、日米両国は、その他のグローバルな課題に対処し、共通のアジェンダを推進するため、二国間の政策調整を継続している。

    これらには、女性のエンパワーメント、人間の安全保障、人道支援、防災、ポスト2015年開発アジェンダ、国際保健、気候変動、テロ及び国際組織犯罪対策、サイバー政策、核兵器のない世界という目標、核セキュリティー、平和維持分野を含む国連における協力が含まれる。

    【国連安保理改革】

    米国は、日本を常任理事国に含む形で国連安全保障理事会が改革されることを期待している。

    【防災】

    日米両国は、東日本大震災の経験に基づき、防災分野における協力を継続している。

    【アジア太平洋地域】

    日米両国は、地域の安全と繁栄にとっての東南アジア諸国連合(ASEAN)の一体性及び中心性の重要性を認識し、外交上、経済上及び安全保障上のASEANとの協力を深化することに対するコミットメントを新たにする。

    日米両国は、ASEAN諸国が地域的な経済共同体を構築し、サイバーセキュリティー及びサイバー犯罪を含む国境を越える課題に対処しようとしている中で、ASEAN及び関連するフォーラムを支援するために緊密に連携している。

    この文脈において、日米両国は、東アジア首脳会議(EAS)がこの地域における政治及び安全保障面の主要なフォーラムであると認識している。

    日米両国は、地域のインフラ及び連結性の需要に対処するためのアジア開発銀行(ADB)による取組を支持する。

    日米両国は、東南アジアの沿岸国が法執行、不正な取引及び武器の拡散との闘い並びに海洋資源保護をよりよく実施できるよう、海洋の安全及び海洋安全保障のための海洋監視及びその他の能力の構築においてこれら諸国を支援するために連携している。

    フィリピンにおける台風30号(ハイヤン)の際の日米両国の軍民の力強い対応は、災害救援及び防災においてこの地域を共同で支援する両国の能力を示した。

    アジア太平洋及び世界における平和と経済的な繁栄を推進するという共有された目標を達成するため、日米両国は、韓国、豪州、インドを含む志を同じくするパートナーとの3カ国間協力を強化している。

    日米両国は、緊密な協力と連携を通じてアジア太平洋地域及びこれを越えた地域の未来を形作る上で、両国間の長年にわたって存在しかけがえのないパートナーシップを再確認する。

     


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